寛大な者であれ
2026.03.22
本日は「寛大な者であれ」というテーマで、マタイの福音書18章から「赦し」についてお話しします。私たちが日々の生活の中で抱える葛藤や、神の圧倒的な愛と赦しについて、ともに深く考えていきましょう。
本日のメッセージ
1
浮世の価値観と安息日の意味
2
赦しの葛藤と神のあわれみ
3
赦しの見本としての十字架
4
一万タラントのしもべのたとえ
5
赦しの実践と新しい歩み
© The Arthur Hollands Show
1
本日のメッセージの流れです。まず、私たちが生きる世の中の価値観と礼拝の意味を確認し、次に赦しの葛藤と神のあわれみについて触れます。そして、赦しの究極の見本である十字架、一万タラントのたとえ話を通して、私たちがどのように赦しを実践し、新しく歩んでいくべきかを分かち合います。
浮世の価値観と安息日の意味
© The Arthur Hollands Show
2
それでは最初のテーマ、浮世の価値観と安息日の意味についてお話しします。
「娑婆」と「礼拝」
世俗の価値観と、神と結び直す空間の対比
娑婆(浮世)
忍耐を求められる弱肉強食の社会
邪気が流れ、心が混沌とする
人を踏み台にし、世の価値観に流される
礼拝(安息日)
神と人が結び直される聖なる空間
自分の心を見つめ直し、リセットする
神に高価で尊く愛されていることを知る
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3
昔の人はこの世の中を「娑婆」と呼びました。これは忍耐を求められる社会という意味です。私たちは日々、邪気が流れる浮世で生き、心を見失いがちです。しかし礼拝という安息日は、そうしたカオスから離れ、神と結び直され、自分が神に深く愛されていることを再確認する大切なリセットの空間なのです。
自然界に流れる「ゴスペル」
被造物を通して感じる神の臨在と養い
見えない神の臨在
鳥のさえずりや川のせせらぎ、風の音色など、自然界を通して神の永遠の力と神性をはっきりと知ることができます
自然の音色は賛美
驚くばかりの恵み、アメイジング・グレイス。自然が奏でる麗しい音色そのものが、神をたたえるゴスペルなのです
野の花からのメッセージ
美しく着飾る野の花のように、神は私たちを養ってくださいます。思い煩うことなく、神の愛を信頼しましょう
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神の臨在は、教会の中だけでなく自然界にもあふれています。鳥のさえずりや川のせせらぎは、神が奏でるゴスペルです。また、野の花が美しく着飾っているのを見る時、神が私たちをどれほど大切に養ってくださるかを感じることができます。
赦しの葛藤と神のあわれみ
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続いて、赦しの葛藤と神のあわれみについて見ていきましょう。
ペテロの問い
赦しの限界についての問いかけ
主よ、兄弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか。七度まででしょうか。
— ペテロ(マタイの福音書 18章21節)
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ペテロはイエスに「何度まで赦すべきか、七度までか」と問いました。当時の宗教家は三度までが限界と考えていたので、ペテロは七度と言って背伸びをしたのです。しかし、人間にとって、自分を裏切った者を心から赦すことは本当に難しい葛藤を伴います。
聖書を貫く神の性質
旧約聖書から新約聖書へと流れる神の愛
あわれみ深い
人の痛みに寄り添う
情け深い
裏切りにも背を向けない
恵み豊か
怒るのに遅く愛を注ぐ
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赦せない人間に対して、神の性質はどうでしょうか。旧約聖書から一貫して流れるテーマは、主はあわれみ深く、情け深く、怒るのに遅く、恵み豊かであるということです。イスラエルの民が何度裏切っても、神は見捨てることなく愛し続けられました。
赦しの見本としての十字架
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この神の性質が最も具体的に現れたのが、十字架です。赦しの見本としての十字架についてお話しします。
十字架上の祈りと愛
迫害する者のために祈るキリストの姿
身代わりの愛
罪なき神の御子が、私たちの罪の罰を身代わりに受けて十字架にかかられました
無知への赦し
「父よ、彼らを赦してあげてください。自分が何をしているのかわからないでいるのです」と祈られました
永遠のいのちの約束
キリストが死に打ち勝ってよみがえられたことで、私たちに平安と永遠のいのちが与えられました
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イエス様は、自分をあざけり十字架につけた者たちを呪うのではなく、「父よ、彼らを赦してあげてください」と祈りました。私たちは自分のしていることがわからずに罪を犯します。しかしキリストは、そんな私たちの身代わりとなり、圧倒的な愛と赦しを示してくださったのです。
一万タラントのしもべのたとえ
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イエスはペテロの問いに対し、たとえ話で答えられました。一万タラントのしもべのたとえです。
赦された負債と赦せない負債
神の寛大さと人間の身勝手さの対比
王(神)への負債
仲間(人)への負債
負債額
1万タラント
100デナリ
意味合い
一生かかっても返せない
約100日分の給料
対応
あわれんで全額免除
首を絞め牢に投げ入れた
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一万タラントという一生かかっても返せない莫大な借金を、王はあわれんで全額免除しました。しかし赦されたそのしもべは、自分にわずか100デナリの借金がある仲間を赦さず、牢に投げ入れました。自分がどれほど大きな罪を赦されたかを忘れて他者を赦さない生き方は、結果的に自分自身を牢獄に閉じ込めることになります。
赦しの実践と新しい歩み
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最後に、赦しの実践と新しい歩みについて考えましょう。
主の祈りがもたらす循環
神とつながり、他者との関係を回復する
主の祈り
神を褒めたたえる
御名があがめられる
神の平和が支配する
御国が来る
神の恵みを知る
日々の糧に感謝する
自分も他者も赦す
負い目を赦し合う
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イエス様が教えられた「主の祈り」には、私たちが私たちの負い目をお赦しください、私たちも負い目のある人たちを赦します、という言葉があります。赦されることと赦すことは表裏一体です。神をたたえ、日々の恵みに感謝し、互いに赦し合うことで、神の平和が私たちの心に訪れます。
我に死に、キリストに生きる
憎しみを手放し、豊かな命を生きるためのステップ
己の我に死ぬ
人を赦せない自己中心的なプライドを十字架につける
キリストに生きる
よみがえったキリストと聖霊の働きによって新しくされる
とりなしの祈り
憎む相手のため、迫害する者のために神の祝福を祈る
平安といのち
御霊の実を結び、自由で豊かな人生を味わう
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赦せない思いは私たちの心を食い潰します。だからこそ、自分の我をキリストとともに十字架につけ、新しくよみがえったキリストの命で生きるのです。憎い相手のためにとりなして祈り始めたとき、神は私たちの心を変え、真の平安と自由を与えてくださいます。
神はあなたをあわれみ深く、情け深く愛しておられます。どうか今日、その深い愛を受け取り、あなた自身も他者を赦し、キリストとともに歩む豊かな人生へと踏み出してください。本日はありがとうございました。